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[ 2007/07/19 ]

みなさんこんにちは! 各スキー誌のカタログ号もそろそろ発売され、フリースキー病を患っている兄弟は早くも居てもたってもいられなくなっているんじゃないでしょうか?
さて今回はそんなフリースキーの本場アメリカの話です。別のサイトのコラムネタ用にアメリカにある風土病みたいなものを調べていたら、アメリカには信じられないというか、トンでもない病気がいろいろあることがわかりました。
たとえばドラペトマニアと呼ばれる、アフリカ系アメリカ人(以下黒人)に特有の遺伝的な病気なんてのがあります。病状を聞いただけで、結構メチャクチャな病気であることはわかるんですが驚いたことに、長く存在が信じられていたんだそうです。これは逃走を意味するギリシャ語のドラペテースに、発狂状態を意味するマニアを付けた造語で、日本語では「逃亡奴隷精神病」などと訳されたそうです。症状としては、アメリカの南部で奴隷として働かされていた黒人が、ある日突然、主人の家から逃げ出してしまうというもの。今さら言うのもなんですが、これは病気でありません。ただ、奴隷生活がイヤで逃げ出しただけです(笑)。でも驚いたことに、主人であるヨーロッパ系アメリカ人は、そういった黒人の感情や、置かれた状況をまったく理解していなくて、黒人特有の遺伝的な病気だと考えていました。で、それが突然発症して逃げ出すと思っていたんだとか。当然、この病気はリンカーンによって奴隷制が廃止され、黒人の地位が上がると消滅しました。
他にも、大真面目に「貧乏は遺伝的な病気である。なぜなら、統計的に貧乏人の親は貧乏だから」という論文を発表したアメリカの学者もいました。そりゃ統計を取れば、そうなるでしょうが(笑)、それを支持している政治家もいるんだとか。政治家にしてみれば、貧乏が遺伝ということになれば、教育や福祉にお金を使って、格差社会をなくそうなんて努力をしても無駄だということになって楽なんでしょうね。思わず笑っちゃいますが、でも、よくよく考えてみればミヤモトの生活が一向に楽にならないのは、ひょっとしたらこの貧乏病のせいかもしれません。今まで貧乏なのは、酒の飲みすぎと、仕事をさぼっているからだと思っていましたが、病気じゃしょうがないですね(笑)。
以上コラムでした!
[ 2007/07/03 ]

先日、Giroの愛用者三浦豪太さんにお会いしました。豪太さんのおじいさんといえば、ご存知の通りスキー界の大御所、故三浦敬三さんですが、もう15年以上前に、自分が一番初めにチューンナップの基本を教わったのが、この三浦敬三さんでした。百一歳ということでしたが、百歳超えて、もっともっと冒険の記録をぬりかえられたと思いますのでホントに残念ですね。
さて、ゲレンデでよく高齢の方がスキーを楽しまれているのを見ますが、スキーは健康にどれほどいいんでしょうか。心肺機能を高めたり、筋力の衰えを防止するのに効果がありそうなのは分かりますが、たとえばスノーボードと比較したらどうなんでしょう。そんなことを思って、ネットで調べて見ていると、いろんな調査結果を個人の趣味でデータベース化している人のサイトを見つけました。そのなかにスキーヤーとスノーボーダーの平均寿命の統計上の比較という、面白いデータを発見しました。で、読んでみてびっくり!それによればスキーヤーはの平均寿命は77歳ぐらいで、まあ日本人の平均寿命とあまり変わらないのですが、スノーボーダーの平均寿命は、なんと44歳だというんです。広域指定暴力団関係者の平均寿命の統計もあって、そちらは66歳ということですから、それよりはるかに若いということは、スノーボードは、やはりスキーよりも危険と言うことなんでしょうか。あるいは、スノーボードそのものが健康に悪いとか、エイズとか感染症にかかっている率が高いとかそう言うことかもしれません。命の惜しい人は今すぐスノーボードから足を洗うか、スキーか暴力団関係に鞍替えしたほうがいいかもしれません(笑)。
ま、本当はそんな馬鹿なことはあるわけないんですが、統計は嘘というわけでもありません。実は平均寿命というのは“何歳で死んだか”という統計なので、スノーボードのようにせいぜい歴史が20年ちょっとぐらいしかないスポーツでは、たとえば20年前に30歳で始めた人がいてもまた50歳ぐらいですので、70歳や80歳までスノーボードをやっていて天寿をまっとうした人は、まずいません。なので、死亡年齢の平均というと、不幸にして若くて亡くなられた方の平均ということになるので、統計上は非常に若くなってしまうということなんです。こういう事はいろんな統計でよくあることですが、たとえば医学会が病院別、症状別の手術成績といったものを、お医者さん同士のイントラネットのようなところで公表しているんですが、それを見ればたとえばガンの手術にしても、術後の生存率がけっこう違うことなどが分かるそうです。以前どこかの週刊誌がそれを記事にして話題になっていましたが、これも同じように鵜呑みにしてしまうと、術後の生存率が低い病院は避けようということになります。でも実際は優秀な病院ほど、他の病院が避けるような難しい患者さんが集まったりするので、簡単な手術しかしない病院より、遥かに失敗率が高くなるという訳です。なので同じ行くなら、失敗率の高い病院に行った方がよいという事になります(笑)。
また、たとえば県別のデータで交通事故の死亡率第一位の県があったとします。この県は、無謀ドライバーの多い、ヤンキーな県なんでしょうか?いや、もしかしたら交通事故以外の原因、たとえば病気で亡くなられる人が非常に少ない健康な県だったり、実は安全運転の人が多いけれども、日本全国から飛び込み自殺志願者が集まってきて、結果的に死亡率が増えているのかもしれません。統計は数字ということで説得力がありますが、どのようにサンプリングしたか、その背景は何があるのかまで踏込まないとだめっちゅうことですね!
以上、ちょっとためになるコラムでした!
4FRNTスキーヤーの肩書きを持つ、辛口コメンテーター。主な著作は「堀の中のスキーヤー」(幻山舎)、「いつ死んでも委員会」(マガシンハウス)、「マンボで万個」(初潮社)など。今後の野望は、青山に“スキーショップ・シロー”をオープンすること。